上がらぬ気温と雨がちの天気に加え、オンライン・ショッピング業界からの猛攻を受け、売り上げが思わしくない英国内の小売業界では、75%にのぼる店舗が夏のセールを展開しているという。「デイリー・テレグラフ」紙が報じた。
不順で雨の多い今春の天候やオンライン・ショッピングを好む消費者の増加などを背景に、夏のセールを行う店舗の割合は例年を上回っており、開始時期も早いことが、小売の動向を分析する専門家らにより指摘されている。
会計事務所「PwC」の小売部門主任クリスティーン・クロス氏は、特に衣料業界の小売店の苦戦ぶりに触れ、「オンライン・ショッピングが季節ものの購入時期に大きな影響を与えている」と説明。秋ものを5月初旬から購入することさえ可能になっており、先物買いが浸透しつつあると話している。さらに、「ファッションについては、トレンドを逃さないため早めに購入する人と、バーゲンになるまで待つ人の2極化が進んでいる」とコメントしている。
同会計事務所は、主な目抜き通りの小売店100軒を対象に行った調査の結果を公表。何らかのセールや、2点分の価格で3点購入できるなどの特売情報を店先のウインドーに掲げていた店舗の割合は、2010年には60%だったのが、11年には70%増加、昨年には73%となり、今年は75%に達したことが明らかになっている。

















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