『20世紀最大の英政界スキャンダル』と言われるプロヒューモ事件が、渦中の陸軍大臣の辞任というクライマックスを迎えてから50年。この事件に関わった張本人、元高級コールガール(売春婦)のクリスティーン・キーラーさん(71)=写真左端、同右端は近影=が、英国に対する背信行為を初めて認めたという。「デイリー・テレグラフ」紙が報じた(写真は「デイリー・テレグラフ」紙より)。
キーラーさんは、陸軍大臣だったジョン・プロヒューモ保守党議員=中央写真の右側、その向かって左側は夫人=が、1963年6月に陸相職の辞任に追い込まれることとなった事件で、スパイとしての任務を課されていたことを告白した。
米英とソ連間の冷戦が激しさを増していた1961年、同陸相と金銭を介した肉体関係にあったキーラーさんが、同時にソビエトのエフゲニー・イワノフ大佐とも肉体関係を続けていたことは、その2年後に一大スキャンダルに発展。国家機密の漏洩を招いたのではないかと疑われ、同陸相の辞任のみならず、当時のマクミラン保守党政権の終焉を招いたとされている。
「スパイ行為を行った自分を誇りに思うことはなかった。自国を裏切ったのは事実」とキーラーさんは、このほど「サンデー・ミラー」紙にて認めている。「ここでこうして事実を語ることで、ようやく肩の荷がおりた」と、複雑なその心の内も述べた。
キーラーさんは、在英ソ連大使館に封筒を届けるよう頼まれた際、「中身は、『ブリッジ(ゲームの一種)』に関するもの」と教えられていたことも明らかにしたという。キーラーさんは、当時の自分を「情報を漏らしていることも分かっていた。ばかな小娘だった」とふり返った。

















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