英パディントン駅で「このクマの世話をお願いします」と書かれたメモとともに、置き去りにされているのが見つかったという設定の「くまのパディントン」。このストーリーさながらに、ブリストル空港で忘れ物としてみつかった年代物のテディ・ベアの持ち主を探そうと、空港職員らが懸命になっているニュースを、「デイリー・メール」紙が報じた。
このクマのぬいぐるみは、バッグに入れられ、ブリストル空港内の出発ロビーに置かれていたもの。テディ・ベアなら、しばしば首元に取り付けてられている『身元判別用』のラベルもついておらず、右目を失い、古ぼけた姿で発見されたという=写真(「デイリー・メール」紙より)。
「くまのパディントン」のように置手紙はなかったものの、1918年3月の日付が入った写真も同時に見つかった。同ぬいぐるみがまだ新しかった頃、かわいがられていた様子が分かる写真で、2人の少女と共に写っている。さらに裏面には消えかかった文字で「心からの愛とキスをお父様へ」とつづられており、「ドラとグリンより」との名前も見てとれるという。この写真から判断される限りでは、ぬいぐるみは少なくとも95歳という『高齢』。
同空港の職員は、14ヵ月間のフライト履歴をさかのぼり、「ドラ」または「グリン」の名前を持つ搭乗者を探すとともに、同ぬいぐるみの紛失届けが出ていないかなどを調べたが、進展はないとされている。
同空港の広報担当で、現在、自身のデスクにこのぬいぐるみを飾っているジャッキー・ミルズ氏は、「彼は目を1つ失っていて、耳も片方が著しく垂れ下がり、お腹には『手術跡』が認められ、満身創痍という状態ですが、たくさん抱きしめられて来たことは間違いないでしょう」と親しみを込めて話す。
テディ・ベアの修理会社を経営する専門家のエディ・ライリー氏によると、「このテディ・ベアは上質なモヘアで出来ており、ドイツかフランス製の可能性が高い」と分析している。

















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