ギリシャ、イタリアなどに代表される地中海料理を提供するレストランでは、オリーブオイルの詰められたガラス製の小瓶がテーブルに置かれているのは普通の光景。ところがEU内では来年から、これが普通の光景ではなくなりそうだという。「デイリー・テレグラフ」紙が伝えた。
来年の1月1日より、EU域内のレストランでテーブル上に置いていいのは、オイルを後から足したり中身を差し替えたりできない構造で、さらに「EUスタンダード(標準)」のお墨付きラベルが貼られたのものに限定される。
決定を下した「European commission(欧州委員会)」は、衛生上の理由の他に、安物のオリーブオイルを「エクストラ・ヴァージン・オリーブオイル」と偽って客に提供している悪徳店からオリーブオイルのイメージを守ることを理由に挙げている。
同委員会の広報担当者は「今回の決定は、利用客が正当なオリーブオイルの提供を得られるよう、店側に促すためのもの」と説明する。
この決定に対し、レストラン経営者らは「これでは自前で瓶詰めできない地元の小規模農家から良質なオリーブオイルを買うことが出来なくなってしまう」と反発。料理本も出版しているシェフのサム・クラーク氏も「個人の選択の自由が脅かされようとしている」と批判的だ。また、デヴィッド・キャメロン首相も「このような案件が、同委員会で議題にのぼることすら嘆かわしい」と厳しく非難している。

















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