5/16 100年前とは大違い―親の跡を継がないことが当たり前に?

英国では親の職業と同じ道に進む子供たちが激減しているという。実際に親と同じ道を進む子供はわずか7%。一方で子供たちが自分たちと同じ職業を選ばないよう望む親は全体の42%にも上るという調査結果が報告された。「デイリー・メール」紙が伝えた。
ヴィクトリア時代には子供が親と同じ職業に就く割合は全体の46%と、極めて一般的なことだったとされる。
親の職業に背を向け、新しいキャリアを求めた人物で最も成功した例は、先ごろ亡くなったマーガレット・サッチャー元首相であろう。サッチャー氏はリンカンシャー、グランサムという田舎町にあった実家の雑貨店を飛び出し、政治家を志した。
また、映画007シリーズで、現在ジェームズ・ボンド役を演じているダニエル・クレイグさん=写真=は父が経営するパブの跡継ぎになることも、母のように美術の教師になる道も拒んで役者の道を選び、成功を収めた。
調査を実施した家系調査の専門サイト「Ancestry.co.uk」のミリアム・シルバーマン氏は「農夫だろうが物理学者だろうが、我々の家系図を遡っていけば何らかの商売をしていた祖先に辿り着く人が多い。19世紀、人々の職業はほとんどが階級によって決められていた。子供たちはより良い給料やキャリアアップを望むのなら、親の職業をそのまま引き継ぐのが最良の手段で、階級を越えて親とは全く別の職業に就くということは極めて稀な時代だったと言える」とコメントしている。

 

 

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