このほど、心臓疾患により亡くなる人の割合を調べたところ、北イングランドと南イングランドではきわめて大きな開きがあったことが分かったという。「メトロ」紙が伝えた。
イングランドを対象に、10万人あたりで何人が心臓病により死亡しているかを地域別に割り出して比較したところ、その割合が最も高かった10地域全てが北イングランドにあることが判明。逆に死亡者の割合が最も少なかった10地域は、南東部に集まっていることが明らかになったという。
「ワースト1」となったのは、マンチェスターのテームサイドで、10万人中132人が心臓疾患により死亡しており、イングランドにおける『心臓病の首都』という不名誉な肩書きを獲得。10万人中39人と割合が最も低かったロンドンのケンジントン&チェルシーと比較すると、3倍以上という大きな差が見られた。
調査結果をまとめた、心臓病の研究を行う慈善団体「British Heart Foundation」(BHF)のピーター・ヴァイスバーグ教授は、「心臓疾患による死亡者数について、イングランドでは南北差があることはかねがね指摘されていたが、住む場所によって、このように死亡率が左右されることがあってはならない」と話す。喫煙、肥満、不健康な食事内容、運動不足などが心臓病を引き起こす可能性を高めると警告されており、イングランド内では、経済的に恵まれない層に属する住民が多いエリアで、心臓病による死亡者数が多くなる傾向があるのが、隠しがたい実情という。
BHFでは新たに「Fight For Every Heartbeat」と銘打った心臓病を減らすキャンペーンを実施。昨年、サッカーの試合中に心停止を起こすも一命をとりとめた、ボルトン所属のプロ選手、ファブリス・ムアンバさんを起用するなどして人々に注意を呼びかけている。

















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