英国の各家庭で分別され、リサイクルごみとして回収されているプラスチック・ボトルなどが、実際には国外へ『輸出』されており、行き着く先は埋め立て式のごみ処理場であるケースが少なくない実情を「デイリー・テレグラフ」紙が報じた。
英国では、ごみを分別してリサイクルに努めるよう推奨されており、昨年、各家庭から出るごみのうち、リサイクル廃棄物が通常ごみの量を上回ったことが発表された。しかし、こうした分別後の廃棄物の一部が中国やインド、インドネシアなどに引き取られていることが、「環境食糧地域省(Defra)」の報告により明らかになった。
国外へ送られた再生利用可能資源は、現地でリサイクル処理がなされているという前提で輸送されているものの、実際にどのような最終処理が行われているかについてまでは、英政府では監督することができず、受け入れ先で埋め立て廃棄されている事実も把握しているとされる。具体的な例としては、タイヤは中国で、不用となったテレビはアフリカで、それぞれ処理されているという。
Defraは、違法投棄を取り締まるために港での検査の強化を計画中と釈明しているが、毎年1200万トンもの再生利用可能資源が国外へ送られているのが現状。また、リサイクル推進事業は、英国内での埋め立て式処理場の不足や地球温暖化といった問題に取り組むためというよりは、欧州連合が「Waste Framework Directive」として示した要請に従っている側面が強いこともDefraでは認めているという。

















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