子供が自立した後、寂しくなった親世代が抑うつ状態になることを指して「空の巣(からのす)症候群」という言葉が造られたが、不況のために、昨今は「巣」が混雑。違う形で親たちを悩ませていることを「デイリー・テレグラフ」紙が報じている。
ひところは、子供が成長し巣立った後に、親が体調を崩すケースが頻繁に見られたことから「空の巣症候群(empty nest syndrome)」という言葉がもてはやされたもの。ところがこのほど行われた調査の結果、昨今では「full nest syndrome」が問題となっている現状が判明。「巣がいっぱいになったことで起こる症状」ということになるが、不況のため、ひとり立ちできない子供たちが住み続けると同時に、介護が必要になった自分の親を引き取らざるを得なくなり、親子3代が同居。家は満員、時には『定員オーバー』にもなりかねない状況で、親世代の負担は重くなるばかりと説明されている。
老齢の親と子供の両方にはさまれた世代は、「サンドイッチ世代」とも称され、3世代まとめて面倒をみなければならず、将来への不安が増大しているという。
ただ、多くの親が、子供たちは一時的に家に置いてやっているだけで、深刻なのは自分たちの親の世話をどのように行うかという問題だと考えていることも分かった。

















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