8日に87歳でマーガレット・サッチャー元首相が亡くなって以降、その功績を称える声はやむことなく内外から聞かれている。その一方で、同元首相への反発や怒りがまだ根強いことを示す動きが各地で見られるのも事実。スコットランドのグラスゴー、ロンドン南部のブリクストン=写真=をはじめとする複数の場所で、訃報を喜ぶ人々が路上で「パーティー」を開き、乾杯したり歓声をあげたりする姿がニュースに取り上げられたのに加え、一部の参加者が暴力行為に走り、警察と衝突。警官のあいだで負傷者が出る騒ぎになった。
しかし、解体されたり力を削がれた労働組合の元・現役組合員などが中心とされる、こうしたサッチャー反対派の反応について、同氏に近い人物からは、「これほど賞賛に満ちた追悼はない」とのコメントも聞かれているという。「メトロ」紙が伝えた(写真は「デイリー・メール」紙より)。
サッチャー元首相の晩年、毎週のように同氏のもとを訪れていたという保守党議員、コナー・バーンズ氏は、反対派のはしゃぎぶりに対して、「反発や憎しみがこれだけ強いのは、(同首相が彼らに対して)見事に勝ったからに他ならない」と分析。『祝賀パーティー』ほど、すばらしい追悼の方法はないとまで言い切った。
17日には国葬級の葬儀が予定されているが、北イングランドのダーラム炭鉱員組合書記長デヴィッド・ホッパー氏は、「思いっきり祝うつもり」と話す。また、映画『オズの魔法使』で、主役のジュディ・ガーランドが、悪い魔女が死んだことを祝って歌う『Ding-Dong! The Witch Is Dead(ディン・ドン!魔女は死んだ)』が、9日夜の段階で、アマゾンのMP3チャートで1位、iTunesのダウンロード数では2位を記録したことも報じられている。
どのニュースからも、サッチャー元首相の逝去が英国社会に与えたインパクトの大きさをうかがい知ることができるといえそうだ。

















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