英国では町並みを美しく保つため、建物の高さに制限が設けられることが少なくない。土地が限られている場合、上に積み重ねるタイプの増築が簡単ながら、こうした増築案は却下される確率が高い。そこで考え出されたのが、地下深くへと増築するスタイル。しかし、富裕層が多い自治体として知られる、ケンジントン&チェルシー区では、地下1階までの増築しか認めないとする条例が施行されることになったという。「デイリー・テレグラフ」紙が報じた。
高級住宅地の居住者の間では、プライベートのミニ映画館やスイミングプールを作るために地下に増築することが流行。ケンジントン&チェルシー区では、地下への増築の許可を求める申請数は、10年前には64件だったのが、昨年は307件にまで増加したとされている。
中には地下3階、4階まで増築された例も見られ、こうした増築スタイルは、『氷山の一角』(見えていない部分が実は大きい)をもじり『氷山の家(iceberg homes)』と呼ばれている。
今回制定された条例では、地下に増築する場合、原則として階層は1階までと制限され(歴史的建造物と指定されている場合は、地下への増築は完全に禁止)、厳しく取り締まられるという。『氷山の家』の増加により、周辺住民からは騒音や建造物の基盤へのダメージが懸念され、苦情が多発していたためと区では説明している。

















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