4/22 「作家として成功するひけつは…」オスカー・ワイルドが手紙で助言

100年余り前に書かれたとされるオスカー・ワイルドの手紙が発見され、作家として成功するひけつは、本来の仕事は辞めずに掛け持ちを続けることと記されていたという。「デイリー・テレグラフ」紙が伝えた。
この文書は、「The New Remorse」と題された14行からなるソネット(14行詩)の下書きとともに、衣装ダンスの背後から出て来た、ほこりだらけの箱の中から見つかったもの。手紙には日付はないものの、おそらくワイルドがロンドンにおいて最も売れっ子の劇作家になりつつあった1890年ごろに書かれたもので、モルガンという作家志望の男性がワイルドに成功のひけつを尋ねた手紙に返信したものとされている。
ワイルドは、執筆業だけで生活費の全てをまかなおうとしないことをひけつに挙げており、「最高峰の小説とは、生活費を執筆業だけで稼ぎ出そうとはしない者により著されると思うべし。自身の芸術のためには犠牲も辞さない構えでいれば、いずれ報われるときがくる」としている。
また、同時にこの箱から発見されたソネットもワイルドによるもので、当時の恋人で1891年に出会ったとされているアルフレッド・ダグラス卿にあてたものという。
これらの文書は、ヴィクトリア朝期の醸造所の経営者で、署名入りの手紙や原稿のコレクションを持つローレンス・ホッドソンという人物が所有していたとされている。
同氏の孫娘に譲渡されていたが、昨年11月にその孫娘が死去したのを受け、オックスフォードのアビンドン近郊シッポンにある屋敷で、遺産整理の専門家が発見したと報じられている。

 

 

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