常に褒め言葉をシャワーのように浴びせられ、蝶よ花よと育てられた女の子は、困難に直面した時や他人から批判を受けた際、その対処法が分からない不完全な人間になる危険性があるという。進学校として知られるエセックス県の女子高校長が警告を発した。「デイリー・メール」紙が伝えた。
エセックス県「Chelmsford County High School for Girls」の女性校長、ニコール・チャプマンさんは「親の希望通り、念願のお嬢様学校に入学を果たしたお姫様は、親から常に賞賛の言葉をかけられて育った結果、いつしか親の期待に背くようなことは一切できない人間に育つ傾向がある。彼女たちとって、褒められることが全てになりえる」という。
加えて、叱りもせず、また、失敗などから守り続けることにより、親はその子供を、リスクを侵すことを避ける完全主義者へと変質させてしまうと指摘されている。
900人の女生徒を抱えるチャプマン校長は「うちの生徒たちは皆勉強がよくでき、将来はリーダーになれる子たちばかり。しかし、リーダーとは芯が強く、信念があり、そして快活でなければいけない。お姫様は打たれ弱いため、人の上に立つような人間になるのは難しいだろう」と結んでいる。
奇しくも今月初め、心理学者のスティーブン・グローズ氏が「『Well done, darling』などの褒め言葉ばかり発していると、失敗と向き合えない子供にしてしまう可能性がある」と発表したばかり。
体罰はもってのほかだが、褒めてばかりいるのもよくない。人を育てるのは一筋縄ではいかないものらしい。

















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