ここ数年、英国では交通事故等で亡くなる人の倍以上の人が、家の中でつまづいたり階段から転落するなどして命を落としているという。「デイリーテレグラフ」紙が伝えた。
家庭内での事故死撲滅を唱える慈善団体「Royal Society for the Protection of Accidents」によると、1990年代までは自宅で事故死する人の方が交通事故死する人よりも少なかったとされる。ところがその後、家庭内での事故が原因で亡くなる人の数は年々増加の一途を辿り、今では当時の5割増しとなる年5000人の大台に乗ったという。
一方、車による事故死者数は年々減少を続け、現在では90年代と比較して3割余り減少し、年間2000人程度となっている。これは交通インフラやシステムの改善が進んだことが理由とされる。
国家統計局の資料によると、家庭内事故の犠牲者の半数以上が65歳以下で、30%は45歳以下だという。
前出のチャリティ団体の代表、トム・マラーキー氏は「こういった統計があるにもかかわらずNHSは相変わらず家庭内の事故で負傷した人の手当てを優先し、事故そのものの予防には無頓着だ」と憤る。
さらに「保健省の人間は家庭内の事故は自分たちの責任の範疇ではないと知らん顔を決め込んでいる」と、同氏の怒りは保健省にも向けられている。
【英国の家庭内における事故死因ワースト6】
①転倒死、および階段等からの転落死
②一酸化炭素などによる中毒死
③喉や気道を詰まらせての窒息死
④火事
⑤凍死
⑥浴槽での溺死

















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