ロンドンおよびその外郭地域をグルリと取り囲む形で作られ、物流や観光に多大な貢献を果たしている高速道路M25。一日に約50万台の車が利用するとされるこのM25だが、速度違反を取り締まるために設置されたスピードカメラが、実は過去に一枚たりとも違反チケットを発行したことがない単なる見せかけのカカシであり、スイッチすら入れられていなかったことが判明、関係者を呆れさせている。「メトロ」紙が伝えた。
このスキャンダルを暴露したのは大手インターネットサービスのAOLで、同社のウェブサイト上で、一周117マイル(約188キロ)のM25に設置された36台のカメラのうち、一体どのカメラが最も罰金を『稼いだ』のか調査を実施したところ、なんと36台とも違反チケットの発行数はゼロという結果に辿り着いたという。
労働党で交通安全の広報を担当するジム・フィッツパトリック氏はこの発見に「M25をレースコースと勘違いしているかのような危険な運転をする人間が後を絶たない。そういう区間にこそ、作動するカメラを置かず、他に一体どこに置くというのか。全く信じられない話だ」と憤る。
高速道路公団は、カメラをアナログからデジタルに付け替えて以降、サリー、ハートフォードシャー、エセックスの3県でまだカメラの使用認可が下りていない事実を認めた。
M25のその他の区間では既にカメラの使用許可が出ているもののカメラは依然、使用されていない。これに関して公団側は「M25は時間帯や混雑状況によって制限速度が猫の目のように変化する。それにカメラを同調させるのは技術的に大変な困難が伴う」と弁明している。

















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