英国で「mixed-race」と呼ばれる、異なる人種の親を持つ人々の数が大幅に増加。2011年度の国勢調査ではその数は100万人以上と発表され、16歳未満の層では、数字的には最大のグループを形成するに至っていることを、「デイリー・メール」紙が報じた。
日本では、「ハーフ」や「クオーター」など、明確に説明できるケースがほとんどのようだが、「人種のるつぼ」としても知られるロンドンを首都とする英国では事情が異なる。複雑なケースも珍しくないため、「mixed-race」という表現を使わざるを得ない。
しかし、正確には「mixed-race」であっても、自分は単一人種に属すると見なす人も多いため、「mixed-race」の実数はこの2倍以上にのぼるのではないかという推測もなされている。
この増加傾向は、「mixed-race」であることに対する偏見がなくなりつつある現状とも符合していると分析されている。
「子供には、どういう人と結婚してほしくないか」について、成人2000人を対象に調査を行ったシンクタンク「British Future」によると、「異人種」と答えたのは15%にとどまり、20年前の40%を大幅に下回ることが分かったといい、これも、「mixed-race」への偏見が薄らぎつつあることを裏付けている。
こうした傾向の背景には、「mixed-race」の著名人たちの活躍があるとされている。例えば、ロンドン五輪において陸上七種競技で金メダルを獲得したジェシカ・エニスさん(30)は英国人で白人の母アリソンさんとジャマイカ人の父ヴィニーさんのもとに生まれた。エニスさんの父母が1980年代にダービシャーで出会った時代は、大多数の人が「mixed-race」について偏見を抱いており、否定的な姿勢を示したとされている。まさに隔世の感があるが、今後も、「mixed-race」は増え続けると見られている。
なお、「British Future」が行った調査の結果は以下の通り。
『子供には、こういう人とは結婚してほしくない』リスト
自分たちより貧しい…9%
異人種…15%
同性…31%
15歳以上年上または年下…32%
長期間、無職のまま…50%
前科がある…56%

















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