11/21 超ロングラン!『The Mousetrap(ねずみとり)』上演60周年

英推理小説作家、アガサ・クリスティ原作の芝居『The Mousetrap(ねずみとり)』が、11月18日に上演60周年、上演回数にして2万5000回という金字塔を打ち立てたことを祝し、豪華スターらが劇場に集結して一夜限りの記念上演が行われたことを、「デイリー・テレグラフ」紙が伝えた。
この特別公演に出演したのは、ヒュー・ボネヴィルさん、パトリック・スチュワート卿、ジュリー・ウォルターズさん、タムスィン・グレイグさん、ミランダ・ハートさんほか=写真。また、9歳の誕生日に同作の著作権をプレゼントされたという、クリスティの孫であるマシュー・プリチャードさんがスピーチを行った。
同作品は、ある夫婦が経営する山荘のホテルを舞台にした殺人ミステリーで、この『The Mousetrap』というタイトルは、シェイクスピアの『ハムレット』に登場する劇中劇の題名。もともとは、1947年に『三匹の盲目ねずみ』という題でラジオドラマとして発表されたが、1952年10月2日にノッティンガムの劇場での芝居上演が決まった際、現在のタイトルに変更されたという。
同年11月25日には、ロンドン、ウエスト・エンドのアンバサダーズ劇場で、リチャード・アッテンバラ卿と夫人のシーラ・シムさんの主演で上演が始まった。その後、定期的にキャストを入れ替えながら、1973年に隣接するセント・マーティンズ劇場に移動。それ以降、上演は休みなく行われ、世界最長の上演記録を更新し続けている。
ちなみに、この芝居の初演以来の伝統として、毎回上演が終了する際、観客たちは、犯人が誰であるかを言わないように頼まれるという。
同劇がロンドンで初演されたとき、作家のクリスティ自身、上演期間は8ヵ月くらいだろうと見込んでいたといい、予想外の「超ロングラン」にミステリーの女王はさぞかし驚いているに違いない。

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