■英国の主要空港で、ターミナル前まで車で利用者を送り届ける際、「ドロップオフ」料金が課されているが、この1年間で平均約3割値上がりしたことが、自動車団体RACの調査で分かった。対象となった利用者数上位20空港のうち16空港が料金を引き上げていた。各メディアが報じた。

「ドロップオフ」料金は、文字通り、空港利用者をターミナル前で「降ろす(ドロップオフする)」際に課される。ヒースロー空港では2021年に導入されたが、空港内の有料駐車場を利用すればこの「ドロップオフ」料金を支払う必要はない(駐車場料金のほうが高額)。「ドロップオフ」料金が最も高額だったのはロンドン・ガトウィック空港で、10分間の利用で10ポンド。前年から3ポンド引き上げられた。スタンステッド空港も10ポンドだが、利用時間は15分となっている。一方、ロンドン・シティ空港は5分で8ポンドと、1分当たりでは最も高い料金設定だった。最も割安だったのはバーミンガム空港で、15分で7ポンドだった。
RACの調査で、EU域内の利用者数上位10空港では、ターミナル前での降車料金を徴収している空港はなかったことも明らかになった。空港側は、ターミナルから離れた無料の降車場所やシャトルバスを用意していると説明しているが、RACは「利用者が選択肢の少ない状況につけ込んだ『別れの料金』だ」と批判している。
一方、航空環境連盟(AEF)は料金制度を支持し、「自家用車利用を減らし、渋滞や大気汚染を抑えるためには必要な措置だ」と主張。徴収した収入をバスや鉄道など公共交通の充足化に充てるべきだとしている。また、障害者向け駐車許可証所持者の料金支払い免除などの措置も取られているが、ビジネスの出張支援業界からは「料金引き上げの理由が次々と変わっており、もはや説明に説得力はない」と反発の声も出ている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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