■猛暑が続く中、エアコンがない家庭が一般的という英国では扇風機が頼りになる。SNSではさまざまな活用法が紹介されているが、専門家は「置き方や使い方次第で効果は大きく変わる」と指摘する。BBCが報じた。

建築環境の専門家ベッキー・テイラー氏によると、日中は外の方が暑いため窓は閉め、カーテンやブラインドで直射日光を遮ることが重要だという。室内の空気をできるだけ暖めないことが、快適さにつながる。小型の扇風機は部屋のどこに置くかよりも、自分の近くに置くことが大切だ。一方、夜間は外気温が室内より低くなることが多いため、窓を開け、扇風機を窓際に置いて室内へ向けると涼しい空気を取り込みやすい。逆に、室内の熱気を外へ押し出そうと窓の外へ向けても、体を冷やす効果はあまり期待できないという。
ポーツマス大学のマイク・ティプトン教授は、扇風機は顔だけでなく体全体に風が当たるよう少し離して設置することを勧める。汗の蒸発が促され、体温を効率よく下げられるためだ。ぬるめのシャワーを浴びたり、手を冷やしたりする方法と組み合わせるとさらに効果的。ただし、小さな子どもには風を直接当て続けると脱水の恐れがあるため、部屋全体の空気を循環させる程度にとどめるべきだとしている。また、扇風機の前に氷や水を入れたボウルを置くと、水分の蒸発で空気中の熱が奪われ、わずかながら室温を下げる効果が期待できる。ただし、濡れたタオルや凍らせたタオルを扇風機にかぶせる方法は、感電など電気的な危険があるため避けること。
専門家はさらに、室温が35度を超える環境では扇風機が熱風を体に送り込む恐れもあるため注意が必要だと指摘する。暑さが長期にわたって続く中、体の冷却の仕組みを理解し、扇風機を正しく使うことが熱中症対策につながるとしている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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