■暑さがおさまったかと思ってもまた別の熱波が襲来し、例年より厳しい夏を迎えている英国。食欲が落ちたり、料理をするのも億劫に感じたりする人が増えているのもうなずける。こうした中、栄養学の専門家は「無理に食べ方を変える必要はないが、暑い時期に合った工夫は有効」と助言。英国流のアドバイスとはどのようなものか、ご紹介してみよう。

まず一つ目は、「たんぱく質を過剰に増やす必要はない」ということだ。オックスフォード・ブルックス大学のアイシュリング・デイリー氏は、肉や魚などを消化する際には体内で熱が多く発生するため、暑い日はレンズ豆や豆類、豆腐、チーズ、ギリシャヨーグルトなど、火をあまり使わずに食べられる食品がおすすめだとしている。果物や野菜、ヨーグルトを使ったスムージーも手軽に栄養を補給できるという。
二つ目は、「水を飲むだけでなく、食べ物からも補給する」ことだ。汗で失われた水分を補うには、きゅうりやトマト、レタス、スイカ、イチゴなど、水分を90%以上含む野菜や果物が効果的とされる。水分不足の目安としては、尿の色が濃い黄色や茶色に近い場合は、脱水のサインと考えられる。
三つ目は、「温かい飲み物も暑さ対策になる」という点だ。熱いお茶や常温の飲み物でも体温調節のため発汗が促され、結果として体を冷やす働きがあるという。ただし重要なのは飲み物の温度ではなく、十分な水分補給を続けることだ。また、コーヒーは1~2杯程度なら大きな問題はないが、飲み過ぎると利尿作用で脱水を招く恐れがあるため注意が必要で、アルコールも水分不足を助長する。専門家はさらに、朝食を早めに取り、日中は休息し、夕方以降に食事をするなど、南ヨーロッパの生活スタイルを取り入れるのも、猛暑を快適に乗り切る方法の一つだとしている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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