■ロンドンなどを統括する英国最大の水道会社テムズ・ウォーターは、記録的な少雨と高温による水需要の増加を受け、約1,010万人の利用者を対象に散水ホース(ホースパイプ)の使用を禁止すると発表した。規制は木曜日から実施される。各メディアが報じた。

対象地域では、ホースを使った庭や家庭菜園への散水、車や窓の洗浄、子ども用プールや家庭用プールへの給水などが禁止される。一方、飲料水や調理、入浴など生活に欠かせない用途での水の使用はこれまでどおり認められる。庭での水やりはじょうろを使えば可能で、車もバケツを使って洗うことができる。
同社によると、この春の降水量は平年の約40%にとどまり、今年は気温34度以上を記録した日数もすでに過去最多となっている。その影響で、水の使用量はテムズ・バレーやロンドン周辺で平年を7~10%上回り、毎日約1億リットルの水が追加で消費されているという。ネビル・マンカスター戦略水資源担当ディレクターは、「水道供給と環境を守るために必要な措置であり、やむを得ず実施する」と説明。「飲料水などに必要な水は確保されているが、屋外での不要不急の使用を減らす必要がある」と協力を呼びかけた。
健康や安全上の理由がある場合や、障害や病気のため節水が困難な人、家畜やペットの世話、食用作物や一部の新植樹木への散水などは対象外となる。英国では今夏、各地で猛暑と少雨が続いており、サウスイースト・ウォーターやサザン・ウォーター、サウスウエスト・ウォーター、ウェルシュ・ウォーターなど複数の水道会社も同様の節水措置を導入している。イングランド南部では4週間以上まとまった雨が降っていない地域もあり、1976年の大干ばつ以来となる深刻な水不足への懸念が高まっている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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