■サッカー・ワールドカップ準決勝でアルゼンチンに1-2で逆転負けしたイングランドでは、終盤の守備的な戦い方を巡り、トーマス・トゥヘル監督の戦術に一部選手が不満を抱いていたことが明らかになった。BBCスポーツが報じた。

イングランドは後半途中まで1-0とリードし、1966年以来となる決勝進出が「目前」だった。しかし残り35分を切ると、監督は5バックに変更して逃げ切りを図ったものの、アルゼンチンの猛攻を受け続け、終盤に逆転を許した。BBCによると、複数の主力選手は「守りに入るのが早過ぎた」と感じており、少なくとも3人のベテラン選手が試合後、非公式の場で戦術への不満を口にしたという。
選手の間では、リードした場面で自陣に引くこと自体は自然な判断と受け止められている一方、交代策やシステム変更が守勢をさらに強めたとの見方が広がっている。終盤も前線からプレッシャーをかけ、相手にイングランド側の攻撃を警戒させるべきだったという意見が少なくなかった。これに対しトゥヘル監督は英メディアの取材に、「深く守ることは当初の計画ではなかった」と説明。「選手には積極的に前へ出るよう求めたが、球際で勝てなくなり、結果としてラインが下がってしまった」と振り返った。また、「ボールを保持して流れを取り戻す必要があったが、それができなかった」とし、「スペインやアルゼンチン、ブラジルのように試合を支配することは、まだ我々のDNAではないのかもしれない」と語った。
トゥヘル監督は「あと一歩」の壁を破る切り札として就任したが、今回の敗戦を受けて選手との戦術面での認識の違いも浮き彫りになった。イングランド・サッカー協会(FA)は監督への全面的な支持を維持しているものの、大会終了後にはフランスとの3位決定戦を終えて総括を行い、アルゼンチン戦の敗因についても詳しく検証する方針だ。なお、フランスとの3位決定戦は英国時間で明日、つまり7月18日午後10時より行われる。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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