■近年、英国では猛暑や熱波の発生が増え、家庭での暑さ対策への関心が高まっている。英国内の住宅は寒さに備えた造りが主流だったが、それでは対応できなくなりつつある。エアコンの需要が急増し、家電量販店では品薄になる機種も相次いでいる。それによる詐欺も横行していることはトップ面でもお伝えしたとおりだが、英国でエアコンといえば、相場はどの程度なのか。各メディアが報じた。

家庭用エアコンは大きく3種類に分けられる。最も手軽なのは持ち運び可能な「ポータブル型」で、コンセントにつなぎ、排熱ホースを窓から外へ出して使用する。価格は一般的に350~650ポンドだが、最近では一部小売店がやや安めのモデルを販売する例も見られる。
次に普及しているのが、室内機と室外機を設置する「スプリット型」だ。冷房能力や静音性に優れ、電気代も比較的抑えられるが、本体と工事費を含めると2000~3500ポンド程度と日本に比べてかなり高額。複数の部屋に設置する場合は6000ポンド以上になることもある。
家全体を冷やす「ダクト型」は各部屋へ冷気を送る方式で、見た目はすっきりするものの、大規模な工事が必要となり、設置費用は5000~1万ポンド程度と最も高額になる。
エアコンの利点は、猛暑でも快適な室温を保ち、昼夜を問わず過ごしやすくできることであるのは言うまでもないが、一方で電気代が増えるほか、冷媒ガスなど環境への影響を指摘する声もある。英国政府は、小型の家庭用エアコンで建物の外観に大きな影響がなければ、多くの場合は設置許可は不要としている。しかし、自治体ごとにルールが異なるため事前確認が強く勧められている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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