■英国では各地で熱波が続いており、英国保健安全保障庁(UK Health Security Agency)はイングランド中部や東部、南部に熱中症への警戒を呼びかけるアンバー(警報)を発令した。北部でもイエロー(注意報)が出されており、高齢者や持病のある人を中心に健康への影響が懸念されている。各メディアが報じた。

英国では地域ごとに定められた「基準気温」を3日連続で上回ると、正式に「熱波(heatwave)」と認定される。ロンドンでは摂氏28度、スコットランドやウェールズ、北アイルランドおよび北イングランド、南西イングランドで摂氏25度、それ以外では摂氏26~27度と地域によって異なる「基準気温」が設定されている。イングランド南部と東部ではすでに「熱波(heatwave)」の基準を満たしており、8日にはロンドン郊外のテディントンとケント州フリッテンデンで最高32.4℃を記録した。今後は34~35℃に達する地点もある見通しで、週末にかけては南ウェールズでも33℃前後まで気温が上がる可能性がある。
今回の熱波は6月末ほど湿度が高くないため、体感的な蒸し暑さは比較的弱いものの、湿度は徐々に上昇するとみられる。週後半には都市部を中心に、夜間も気温が20℃を下回らない「熱帯夜」となる恐れもある。専門家は、今回の暑さは5月や6月のような記録的高温には届かない見込みとしながらも、継続期間の長さに注目している。1976年の歴史的熱波では、イングランド各地で30℃を超える日が13~16日間続いたが、今回も南部では熱波が最長2週間続く可能性があるという。
保健当局は、高温に伴い救急搬送や医療・介護サービスへの負担が増すほか、65歳以上や基礎疾患のある人を中心に死亡リスクが高まる恐れがあるとして、こまめな水分補給や冷房の活用など、熱中症対策を徹底するよう呼びかけている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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