■異なる効能をうたうサプリメントが、次から次へと市場に登場する時代。健康維持のために、こうしたサプリメントを毎日、複数飲んでいる人が少なくないが、専門家は「摂り過ぎ」がかえって健康を損なう恐れがあると警鐘を鳴らしている。各メディアが報じた。英国の消費者団体の調査で、回答者の76%がビタミンやミネラル、オメガ3脂肪酸、プロバイオティクスなど何らかのサプリメントを常用し、約2割は毎日4種類以上を摂取していることが明らかになった。

専門家によると、近年は多種類のサプリメントを併用する人が増え、それにともない、肝臓や腎臓、消化器の不調を訴える患者も目立つようになったという。「錠剤を飲む方が食事より効果的だと考える人もいるが、それは誤りだ」と栄養士は指摘する。米シアトルに住む女性(30)は、ビタミンCやビタミンD、ウコン、電解質飲料などを数年間にわたり摂取していた結果、直径2〜3センチの腎結石が見つかり、手術を受けることになった。医師は、複数のサプリメントの継続摂取が原因だった可能性が高いと説明したという。この女性は、手術費に6000ドル(約4500ポンド)支払ったが、保険がなければ3万5000ドル(約2万6000ポンド)もの出費となっていたと振り返る。
スペインの医師も、ハーブ由来のサプリメントによる肝障害の患者が増えていると現状を説明。米国の研究では、薬剤性肝障害の約2割がハーブや栄養補助食品に関連しているとされ、高用量のビタミンAやアシュワガンダ、緑茶エキスなどは肝臓への負担が大きい可能性がある。しかし、サプリメント自体が否定されているわけではない。必要な栄養素を補う目的で適切に利用すれば健康維持に役立つが、複数の製品を組み合わせると同じ成分を重複して摂取したり、処方薬と相互作用を起こしたりする恐れがある点を認識していないケースが多いことに、懸念が示されている。特に脂溶性ビタミンA、D、E、Kは体内に蓄積されやすく、過剰摂取に注意が必要だ。
専門家らは、健康な成人であればバランスの取れた食事を心がけること、不足が疑われる場合は自己判断でサプリメントを増やすのではなく、医師に相談することが重要だと呼びかけている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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