■イングランド代表の試合は、得点の歓喜や失点の落胆、PK戦の緊張など、観戦する側の感情を大きく揺さぶる。こうした興奮は体にどのような影響を及ぼすのか。英サウスウェールズ大学の研究者らが、ワールドカップ初戦を観戦しながら実験を行った。BBCが報じた。

BBC勤務の記者が、心拍数や血圧、呼吸、脳血流、唾液中のストレスホルモンなどを測定する機器を装着して試合を観戦。開始直後は心拍数約54、血圧115/75と落ち着いた状態だったが、ハリー・ケインのPKが決まった瞬間には心拍数が69まで急上昇し、血圧も上昇。呼吸も乱れ、脳への血流が一時的に減少した。試合後にはストレスホルモン「コルチゾール」の値も増加していた。研究チームは、これらは典型的なストレス反応だが、必ずしも悪いものではないと説明する。適度なストレスは「闘争・逃走反応」を引き起こし、軽い運動に近い生理的変化をもたらすため、健康な人なら短時間で回復できるという。
ただし、心臓病や脳血管疾患のある人、ストレスに敏感な人では注意が必要だ。強い興奮で心拍数が大幅に上がり、極端な場合は心臓発作や失神の引き金になる可能性もあるという。研究者は「健康な人にとっては試合観戦は適度な刺激になり得るが、体質や健康状態によって影響は異なる」と話しており、サッカー観戦が健康に良いかどうかは「人それぞれ」と結論づけている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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