■ 英国を代表する古木として知られる「メジャー・オーク(Major Oak)」が枯死したとみられることが分かった。保護活動を行う英国王立鳥類保護協会(RSPB)は、2025年春に初めて葉をつけなかったことを受け、調査を続けていたが、このほど樹木が死んだとの見解を示した。各メディアが報じた。

イングランド中部、ノッティンガム郊外のシャーウッドの森(Sherwood Forest)に立つメジャー・オークは、樹齢最大1200年と推定される英国最大級のオークの木で、伝説の義賊ロビン・フッドが幹の空洞を隠れ家として使ったという言い伝えで世界的に知られている。RSPBによると、枯死の原因を一つに特定することは難しいが、太い枝を補強するための支柱設置といった長年の保全工事や観光客の往来による土壌の踏み固め、さらに近年の猛暑や干ばつなど気候変動の影響が重なったことが、大きな要因とみられている。近年は葉の量や状態の悪化が目立ち、土壌環境の改善作業も行われていたが、回復には至らなかった。
古木保護団体「ウッドランド・トラスト」のエド・パイン氏は、「英国で最も重要な樹木の一つを失うのは非常に悲しい」とコメント。一方で、「この樹木は老衰で死んだわけではなく、環境条件が違えば、さらに数百年生きられた可能性がある」と指摘した。メジャー・オークは今後も森の中に残され、朽ちていく過程で昆虫や鳥類など多くの生物の生息地となる見通しだ。また、この木から育てられた苗木は世界各地に植えられており、その遺産は未来へ受け継がれていく。英国の名優ジュディ・デンチさんも、「1000年以上にわたり人々にインスピレーションを与え続けた存在だった」と追悼している。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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