■米国とイランのあいだで戦争終結に向けた枠組み合意が進んでいることを受け、英国のガソリン・軽油価格が今後さらに下がる可能性が高まっている。中東情勢の緊張緩和により、原油市場では価格下落が進んでおり、自動車利用者にとっては朗報となりそうだ。各メディアが報じた。

2月28日に紛争が始まった後、中東地域でのエネルギー生産や輸送が大きく混乱し、原油価格は急騰。国際指標であるブレント原油価格は、開戦前の1バレル約70ドルから一時120ドル超まで上昇。その後は徐々に下落し、今回の合意発表後には約83ドルまで値を下げた。英国自動車協会(RAC)によると、戦争中のガソリン価格の最高値は5月28日の1リットル当たり159.53ペンス、軽油は4月15日に191.54ペンスを記録した。しかし直近1週間ではガソリンが約2ペンス下落して156.37ペンス、軽油は約3ペンス下落して177.89ペンスとなっている。
RACのサイモン・ウィリアムズ(Simon Williams)政策責任者は、「原油価格の下落は給油所の価格にも速やかに反映されるはずだ」と述べ、原油価格が1バレル85ドル前後で推移すれば、数週間以内にガソリン価格は148ペンス程度、軽油は160ペンス未満まで下がる可能性があるとの見通しを示した。
今回の価格高騰の背景には、世界の原油や液化天然ガスの約20%が通過する重要航路、**ホルムズ海峡(Strait of Hormuz)**の機能低下がある。紛争開始後は通常1日約138隻が通航する海峡を利用する船舶が激減し、供給不安が市場を押し上げた。ただし専門家は、海上輸送が完全に正常化するには時間がかかり、紛争の影響が世界経済に数か月間残る可能性があると警告している。なお英国は石油・天然ガスの大部分を米国やノルウェーから輸入しており、国内の燃料価格も世界市場の原油価格に大きく左右される。政府は9月に予定していた燃料税の引き上げを年末まで延期する方針を示している。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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