■いつの世も恋愛は一筋縄ではいかず、悩む人は少なくない。恋愛アプリ「ヒンジ(Hinge)」の責任者ジャッキー・ジャントス氏は、20代を中心とするZ世代が恋愛アプリでの出会いに苦戦している理由として、対面での交流機会の減少による自信不足を挙げている。BBCが報じた。

BBCの取材に対し同氏は、「Z世代は恋愛を望んでいるが、自分から行動を起こす自信を持てない人が増えている」と説明。そのためヒンジでは、AIが会話のきっかけを提案したり、プロフィール改善の助言を行ったりする機能を導入している。ジャントス氏は「AIが代わりに恋愛をするのではなく、自分らしさを表現する手助けをするものだ」と強調した。
ヒンジは2012年に設立され、恋愛が成就したあかつきには「削除されるために作られたアプリ(Designed to be deleted)」を掲げて成長を続けている。英国では2025年までの1年間で利用者が約150万人に増加し、利用者数が減少傾向にある「ティンダー(Tinder)」との差を縮めている。ジャントス氏によると、現在の若者は20年前の同世代に比べ、年間約1000時間も対面で人と過ごす時間が少ない。また、新型コロナウイルス禍によって、人との接し方や恋愛感覚を学ぶ機会を失ったことも影響しているという。
一方、ウォーリック大学のカロリーナ・バンディネリ准教授は、「恋愛アプリは無限の出会いを約束したが、期待されたほど成果を上げていない」と指摘する。選択肢の多さが迷いをもたらし、また、相手の雰囲気が伝わりにくい点が課題だという。専門家は、若者の間で「恋愛アプリ疲れ」も広がっていると分析する。AIの活用によって最初の一歩を踏み出しやすくする試みなど、さらに踏み込んだ助けを提供するサービスが今後さらに広がりそうだ。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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