■サッカーW杯が開幕し、仕事や勉強が手につかないというファンたちは数えきれないほどいることだろうが、約30年ぶりにW杯出場権を手にしたスコットランドのファンたちの熱量も大変なもの。このほど、英国王チャールズ3世が、6月15日(月)を、スコットランド内に限って臨時のバンクホリデー(Bank Holiday=祝日)とする提案を承認したことを各メディアが報じた。

サッカーに関しては、「英国チーム」は存在せず、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドがそれぞれ独自の「代表チーム」を持つ。今回の措置は、スコットランド代表が28年ぶりにサッカーW杯の本大会出場を決めたことを受けたもの。同代表チームは昨年11月、デンマークを破って出場権を獲得し、1998年以来となる本大会参加を果たした。
しかし、今回の大会は開催地がカナダ、メキシコ、米国。スコットランドの初戦となるハイチ戦は英国時間で6月14日午前2時キックオフ(会場はボストン・スタジアム)という深夜の時間帯に設定されている。このため、スコットランド自治政府の首相ジョン・スウィニー氏は翌15日を祝日とするよう提案。「スコットランドが世界の舞台に立つ歴史的瞬間を、多くの人々が共に祝えるようにしたい」と述べた。また、試合結果に関係なく国民が集い、代表チームを応援する機会を確保したいとの考えを示した。
国王は正式に提案を承認したが、実際に休日となるかどうかは雇用主や自治体の判断に委ねられる。スコットランド政府職員には休日が保証される一方、地方自治体の多くは導入を見送った。32自治体のうち27自治体が祝日の実施を拒否または適用除外とし、有給休暇と学校閉鎖を認めたのはアバディーン市、ダンディー市、グラスゴー、レンフルーシャー、サウス・ラナークシャーの5自治体にとどまっている。なお、スコットランドはグループCでハイチ以外に、ブラジル、モロッコと対戦する。一方、イングランド代表には現時点で同様の祝日は認められていない。イングランドの試合はいずれも英国時間の夜間開催だが、最も遅いキックオフでも午後10時となっている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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