■英国では現在、就職しておらず、職業訓練も受けていない24歳以下の若者が100万人を超え、「失われた世代」との懸念が高まっている。仕事探しに苦闘する若者たちが、厳しい現実を語った。BBCが報じた。

ザイナさん(24)は、専門学校を卒業した後の1年間で200件以上の求人に応募したが、一度も返事を受け取っていないという。持病の湿疹の影響でネイルアートの道を断念し、現在は化粧品販売やメイク関連職を目指している。「経験不足が就職の壁になっている」と話す。一方、ルークさん(23)は、ロンドンの名門芸術大学でプロダクトデザインを学んだものの、400件以上の応募を経ても就職できていない。清掃員やカフェ店員、ホテル受付などにも応募したが不採用が続き、「学位を取っても仕事が見つからない。拒絶され続けるのは屈辱的だ」と語る。
仕事探しを続けているのは、タルンさん(18)も同じだ。祖母の死去にともないインドに滞在することになり、配管工コースを中退。その後、1年以上にわたって就職活動を継続しているが、経験不足を理由に採用されない状況が続く。「同じことの繰り返しで途方に暮れた」と振り返りつつ、気分転換としてラップ音楽の制作を始めたという。思った道とは異なる職につかざるを得ない人たちもいる。エロイーズさん(24)は、英文学とクリエイティブ・ライティングで学士・修士課程を優秀な成績で修了したが、希望する分野の職に就けず、現在は接客業に従事している。「ボランティア経験も学位もあるのに、面接は4回だけ。このままでは最低賃金の仕事に縛られかねない」と不安を口にする。
かたや、クローバーさん(20)は小売業に就職したものの、勤務時間が保証されないゼロ時間契約だ。「結局は知人の紹介で仕事を得た。大学や専門学校の支援を受けても、ボランティア経験を積んでも、常に『まだ足りない』と言われている気がする」と語る。若者たちの証言からは、経験不足と過剰資格の板挟み、求人減少、そして長引く就職活動による精神的負担など、英国の若年層が直面する雇用問題の深刻さが浮き彫りになっている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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