■英国空軍のアクロバット飛行チームとして名高い「レッドアローズ(Red Arrows)」が、少なくとも2030年までの間、多くの展示飛行を従来の9機ではなく7機編成で実施することが分かった。老朽化した航空機のエンジンを維持するための措置だという。「スカイ・ニュース」ほかが報じた。

レッドアローズは通常、9機による「ダイヤモンド・ナイン」編成で知られる。今年はチャールズ国王の公式誕生日祝賀飛行や、米国独立250周年を記念する7月4日の国際飛行イベントなど特別な機会に限り、9機編成で飛行する予定となっているが、今週末にギリシャ・クレタ島で行われる今シーズン初の展示飛行をはじめ、夏季の大半のイベントでは7機で演技を披露する。
背景には、レッドアローズが使用するホークT1練習機のエンジン生産がすでに終了している事情がある。英国空軍は残存するエンジンを複数の機体で順番に使用する運用を行っている。また、新たな後継機導入に向けた国防投資計画の発表が遅れていることも影響している。計画は昨年秋に公表される予定だったが、現在も発表されておらず、契約獲得を目指していた航空宇宙企業の一社は待機期間中に経営破綻したとされる。ホークT1は2030年に退役予定で、機体やエンジンの老朽化が進む中、安全性を確保するために整備や点検に要する時間も増加。ただし、英国空軍は声明で、「7機編成でも英国や欧州各地の航空ショーで質の高い演技を提供し続ける」と説明している。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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