■スコットランド民族党(SNP)の元最高経営責任者だったピーター・マレル被告が、党資金を流用して40万ポンド(約8000万円)以上の商品を購入していた事件で、その詳細が裁判資料から明らかになった。公開された100ページを超える法廷資料には、12年間にわたり購入された1066件の品目が記載されており、高級品から日用品まで多岐にわたっている。マレル被告による横領は、2010年8月、インターネット通販で洗濯かご2個を70.89ポンドで購入したことから始まった。これは、後にスコットランド首相となるニコラ・スタージョン氏と結婚してからわずか1ヵ月後のことだった。

購入品には、高級カフスボタンや筆記具、コーヒーマシン、アウトドア用品のほか、掃除機、カメラ、ビールサーバーなどが含まれていた。中でも2020年には、12万4550ポンドの高級モーターホームを購入しており、これが支出額を大きく押し上げた。支出は当初比較的少額だったが、2013年以降に増加し、2020年にピークを迎えた。同年には、独立運動資金として集められた約60万ポンドの寄付金の管理をめぐり、党内で疑問の声が上がり始めていた。
その後も支出は続いたものの規模は縮小し、2021年にはマレル被告が党に約10万ポンドを貸し付けた。同年には警察によるSNP財務調査が始まったが、不正購入は2020年10月まで続いていたという。資料の分析では、購入品の多くは100ポンド未満だった一方、同じ商品を繰り返し購入した例も確認された。例えば、4年間で掃除機9台を購入していたという。今回の事件は、長年にわたる資金流用の実態だけでなく、党内の支出管理体制のあり方にも改めて注目を集めている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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