■機内で暴力的・迷惑な行為を繰り返す乗客は、航空会社にとって大きな悩みの種。英政府は、このほど、すべての航空会社でこうした迷惑客の搭乗を禁止できるブラックリスト制度の導入を検討している。実現すれば、航空会社間で問題乗客の情報を共有し、航空機の利用を制限できるようになるという。BBCが報じた。

夏の旅行シーズンには、飲酒によるトラブルや乗客同士の口論、客室乗務員への暴言などが増加する傾向がある。現在は、ある航空会社から搭乗禁止処分を受けても、別の航空会社の便を予約することが可能だ。
政府関係者はBBCに対し、「空港でビールを楽しむこと自体は問題ないが、機内での反社会的行動は決して容認できない。乗客や乗員の安全を脅かし、せっかくの休暇を台無しにする」と述べた。
航空業界では以前から迷惑乗客への対応強化を求める声が上がっていた。昨年11月には、酔った乗客が機内で暴言を繰り返し、着陸をやり直す事態を引き起こしたとして、10ヵ月の実刑判決を受けた例もある。また今年2月には、トルコ発マンチェスター行きの便で乱闘騒ぎを起こした2人が、航空会社「ジェット2」から永久搭乗禁止処分を受けている。
航空業界団体エアラインズUKも制度創設を支持しており、「ごく一部の問題乗客が大多数の利用者の空の旅を妨げることがないようにするための重要な一歩だ」とコメント。運輸省は今月、航空各社と制度の詳細について協議を行う予定で、データベースは政府と航空業界が共同で管理する案が検討されている。ただし、個人情報保護規則(GDPR)の下で乗客情報をどのように共有するかは課題となっている。英政府は今後、業界との協議を通じて制度の具体化を進める方針だという。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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