■30度を超える暑さが続いたイングランド。川でひと泳ぎを楽しんだ人も少なくなかったようだが、英政府は、イングランドの公式な内陸河川の遊泳地点14ヵ所のうち12ヵ所で、「遊泳を控えるように」と警告する看板が設置されていると明らかにした。BBCが報じた。

水質検査で、人や動物の排せつ物に由来する細菌汚染が確認されたためだと説明されている。一方で政府は今夏、新たに6ヵ所の河川遊泳地点を追加し、水質監視を始める方針を発表した。ロンドンのテムズ河も初めて対象となる。これにより、環境庁が定期的に検査する遊泳地点は全国で460ヵ所以上となる。
BBCが既存14地点を取材したところ、水質が基準を満たしていたのはサフォーク県のストア川と、オックスフォードシャーを流れる部分のテムズ河のみだった。残る12地点は「不良」と判定され、遊泳非推奨となっている。河川では下水の放流や農地からの流出水による汚染が問題視されており、海水浴場に比べて水質改善が難しいとされる。こうした中、環境団体は「遊泳地点」に指定されることで定期検査が義務化され、水道会社に下水対策を迫る効果があると訴える。
2020年に国内初の河川遊泳地点となったヨークシャーのワーフ川イルクリー地区では、今も水質評価は毎年「不良」のままだ。活動家らは「大雨後には大腸菌が急増し、まるで他人の排せつ物の中を泳いでいるようだ」と話す。一方で、ヨークシャー・ウォーター社は約6000万ポンド(約120億円)を投じ、下水流入削減工事を進めている。政府関係者は「河川は下水処理場や農地に近く、海のような自然浄化作用が弱いため、水質改善は容易ではない」と弁明している。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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