■英国で自動車運転免許試験の予約制度について、5月12日から新たなルールが導入された。長期化する予約待ちや転売を防止するのが目的で、運転免許取得を目指すドライバーの卵たちからは、大きな期待が寄せられている。各英メディアが報じた。

英国運転基準庁「DVSA(Driver and Vehicle Standards Agency)」は、長期化する予約待ちの改善と、横行する転売の防止への取り組みとして、今回の新ルール導入を決断したと説明されている。現在、英国では実技試験の予約待ちが最長6ヵ月に達している。その陰で、ボットや転売業者が大量に予約枠を確保し、教習生に高額で再販売していることが問題視されていた。BBCの調査では、一部の教習指導員が公式ログイン情報を業者へ提供し、月額250ポンド(約5万円)の見返りを受け取っていた実態も明らかになった。こうして確保された試験枠は、ワッツアップやフェイスブック上で最大500ポンド(約10万円)で販売されていたという。
新制度では、運転試験の予約・変更・交換を行えるのは受験者本人のみとなり、教習指導員による代理予約は禁止される。ただし、すでに指導員経由で予約済みの試験には、このルールは適用されない。また、予約変更の回数制限も厳格化された。3月31日以降、試験日時や試験場の変更、他の受験者との予約交換は、合計2回までに制限されている。これを超える場合はいったん予約をキャンセルし、新たに取り直す必要がある。なお、試験日の10営業日前までにキャンセルすれば料金は返金される。
さらに6月9日以降は、試験会場の変更先も制限される。変更できるのは、元の試験場から最も近い3ヵ所のみとなる見通しだ。DVSAは「実際に受験する予定の試験場を選び、現実的な日程で予約してほしい」と呼びかけている。英国の実技試験料金は、平日が62ポンド(約1万2000円)、夜間・週末・祝日が75ポンド(約1万5000円)。政府は今回の制度改正によって不正な転売を防ぎ、より公平な予約環境を整えたい考えだ。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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