■ロンドン警視庁(メトロポリタン・ポリス)は明日(16日土曜日)、ロンドン中心部で予定されている二つの大規模デモに関連し、暴力行為やヘイトスピーチ犯罪が発生する恐れがあるとして厳戒態勢を敷くと発表した。警備には4,000人以上の警察官が動員され、ここ数十年で最大規模級の抗議活動対応になる可能性があるという。各メディアが報じた。

当日は、反イスラム活動家として知られるスティーブン・ヤクスリー=レノン(通称トミー・ロビンソン)氏が主催する「ユナイト・ザ・キングダム」集会と、パレスチナ人追放の歴史を追悼する恒例の「ナクバ・デー」デモがロンドン中心部で別々に行われる予定だ。警察は、極右系デモ参加者と親パレスチナ派の行進が接触した場合、衝突に発展する危険があると警戒している。
さらに同日には、ウェンブリー・スタジアムでFAカップ決勝も開催され、数万人規模のサッカーファン来場が見込まれている。こうした状況を受け、警視庁は「最高レベルの統制」が必要だとしている。今回の警備では、デモ現場で初めてライブ顔認識カメラを導入するほか、ドローンによる監視や、警察犬の出動、全警察官への暴動対策装備配備も実施される。さらに、装甲車両も待機態勢に置かれるという。
警視庁のジェームズ・ハーマン副補佐官は、「重大な懸念を抱いている」と述べる一方、法律上、デモ禁止を政府に要請する条件には当たらないと説明した。警察は両集会のルートを厳格に分離し、主催者に演説内容への責任を負わせるなど、強力な権限を行使する方針だ。また、ヘイトスピーチへの即時対応のため、検察と連携した専門部隊も配置される。「インティファーダ(蜂起)」という表現を含むシュプレヒコールも、威圧的・扇動的と判断されれば逮捕対象になり得るとしている。
各グループのデモ行進のルートは次の通り。
●親パレスチナ派による「ナクバ・デー」行進
ケンジントンのエキシビション・ロードを出発し、ナイツブリッジやピカデリーを経てパル・マル方面へ向かう。集会はウォータールー・プレイスで開かれ、午後5時までに演説や音楽を終了し、午後5時30分に解散予定。
●反イスラム活動家トミー・ロビンソン氏が主催する「Unite the Kingdom」デモ
キングスウェイからオールドウィッチ、トラファルガー広場、ホワイトホールを通り、パーラメント・スクエアで集会を開く。終了は午後6時予定。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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