■ロンドンでバスが事故や接触により損傷する件数が増加していることが、新たな統計で明らかになった。BBCが取り上げている。ロンドン交通局(Transport for London=TfL)が情報公開請求に基づき公表したデータによると、2025年は1万5390件、2024年も約1万6000件に上り、近年増加傾向が続いている。比較可能な最も古い2019年は1万2857件で、新型コロナウイルスの影響下にあった2020年(1万1035件)と2021年(1万2380件)はさらに少なかった。その後、2022年は1万3754件、2023年は1万4986件と、交通量の回復とともに件数が増えている。

TfLは今回のデータについて、「塗装の擦れやミラー、ライトの損傷など軽微なものも含め、報告されたすべての損傷事案を対象としている」と説明し、事故の原因となった当事者の過失を示すものではないとしている。また、一部の事案では負傷者が出ている可能性もあると認めている。同局は「移動中に死亡や重傷が発生することは決して容認できない」と強調し、交通ネットワークから重大事故をなくす取り組みを続ける姿勢を示した。パンデミック期には外出制限により交通量が減少していたことも、当時の件数減少の背景として挙げている。
TfLは安全対策として、バス運行会社やメーカー、労働組合、自治体と連携し、衝突を減らすための施策を推進している。特に歩行者や自転車利用者など「弱い立場の道路利用者」への衝撃を軽減するため、車両前部の新設計導入を進めているという。一方で、昨年は「車内が暑すぎる」といった苦情も過去最多を記録しており、ロンドンのバスをめぐる課題は安全面と快適性の両面で対応が求められている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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