先行きの見えない中東情勢…英国発着のフライトも減便か

■中東情勢の緊張を受け、英国発着の航空便に影響が広がっている。燃料価格の上昇を背景に航空券の値上がりが続く中、一部の航空会社は運航本数の削減にも踏み切っており、夏休みの旅行を計画する人々に不安が広がっている。「インディペンデント」紙(電子版)ほかが報じている。

運航削減を表明しているのは、KLMオランダ航空やエア・カナダ、ルフトハンザ航空、デルタ航空などで、英国路線の便数を減らす方針だ。一方、イージージェットなどは、現時点でスケジュール変更の予定はないとしている。またKLMオランダ航空とその提携航空会社であるエールフランスやヴァージン・アトランティック航空などは運賃や手荷物料金の引き上げを検討している。

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背景には航空燃料価格の急騰がある。主要な供給ルートであるホルムズ海峡が事実上閉鎖状態となり、燃料価格は3月から4月にかけてほぼ倍増した。特にアジア経由の長距離路線では航路変更の影響もあり、ロンドン~メルボルン便の運賃は前年より約76%上昇するなど大幅な値上がりが報告されている。専門家によると、欠航は全体の一部にとどまる見通しだが、複数便がある路線を中心に調整される可能性が高い。航空会社が予約後に料金を引き上げることは通常は認められていないが、パッケージツアーでは燃料費高騰を理由に最大8%の追加請求が可能な場合もある。

今後の予約については意見が分かれている。早めの購入を勧める声がある一方、直前割引を狙う選択肢もある。ただし価格が大きく下がる可能性は低いとみられる。さらに、遅延や欠航に備えた保険加入や予備資金の確保も推奨されている。なお、便が欠航となった場合、航空会社は代替便の手配か払い戻しを行う義務があり、長時間の遅延時には食事や宿泊の提供も必要となる。ただし戦争など不可抗力の場合は追加補償の対象外となる可能性もあり、利用者には注意が求められている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)


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