人気沸騰…だが喜べない? ポケモンカード、強盗の標的に

■日本で生まれ、今や世界中で認識されるようになった「ポケモン」。この国際的な人気については喜ぶべきだが、困ったことも起きている。人気トレーディングカード「ポケモンカード」を狙った店舗強盗が英国各地で相次いでいることを各メディアが報じた。

写真提供「Celestial Collectables」

カードの価値が高騰する中、窓ガラスを破って短時間で商品を奪う「スマッシュ・アンド・グラブ」と呼ばれる手口が広がっており、数万ポンド規模の被害が報告されている。例えば、チェシャーのウォリントンにあるカードショップ「セレスチャル・コレクタブルズCelestial Collectables」も被害に遭った店の一つ。店舗前に横付けしたバンから降りてきた犯人が侵入し、わずか数分で店内を荒らして逃走したという。被害額は約6万ポンドに上るとみられる。

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近年、ポケモンカードはオンラインでの人気が急上昇し、希少品は高額で取引されている。専門オークションでは総額150万ポンド以上の取引が成立し、一部の超希少カードは数百万円から数億円に達する例もある。こうした高騰をうけ、犯罪者の標的となっている。専門家は「犯人はカードの詳細な価値を知らなくても、儲かると認識している」と指摘。銀行や宝飾店よりも狙いやすいと見られている可能性もあると報じられている。

被害は前述のウォリントンのほか、ボーンマスやグロスター、ピーターバラなど各地で確認されており、警察は広域での連携を強化して捜査を進めている。一方で、被害店舗を支える地域の動きも広がっている。近隣の店舗が在庫を提供したり、子どもたちが自分のカードを寄付したりするなど支援の輪が広がった。こうした店舗の多くは、単なるビジネスではなく愛好家による情熱から始まったものだという。被害に遭った店主は「大きな打撃だが、コミュニティの力で立ち直る」と語り、防犯対策の強化を進めている。カード人気の高まりとともに、今後も同様の犯罪への警戒が求められている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)


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