■米国とイスラエルによる攻撃から始まったイラン問題。世界的な石油危機を招いているのはご承知のとおりだが、ガソリンの無賃給油、いわゆる「ドライブオフ」が急増していることが明らかになった。BBCが報じた。

英国では、自分で給油する「セルフ」サービスが基本。支払いをせずにそのまま走り去る無賃給油が日本などよりも容易といえる。BBCが入手したデータによると、発生件数は前年に比べて約62%増加。南イングランドで複数の給油所を運営する事業者は、被害額が週2000ポンド(約40万円)に上ると訴えている。燃料回収会社の統計では、1つの給油所あたりの週平均件数は2025年3月の2.1件から今年は3.4件に増加。被害額も平均で46%増え、1件あたり約67ポンドに達した。背景には、いうまでもなく米国とイスラエルによるイランとの軍事衝突の影響で燃料価格が上昇していることがある。一般的な乗用車の満タン費用はガソリンで14ポンド、ディーゼルでは約27ポンド値上がりした。
現場では昼夜を問わず無賃給油が発生しており、防犯カメラにはバイクやバン、高級車が料金を支払わず走り去る様子が記録されている。事業者は「困窮によるケースもあるが、大半は計画的な窃盗だ」と指摘し、「盗みが容認されているような風潮がある」と懸念を示す。業界団体は、価格高騰が盗難増加の一因だとしつつも、組織的犯罪の関与も疑われるとする。さらに、価格上昇をめぐる批判が現場の従業員への暴言や威圧行為につながっているとの声もある。警察は取り締まりを強化しており、政府も「燃料窃盗は法の厳正な対処を受けるべきだ」と強調。被害の拡大は小売価格の上昇にもつながりかねず、業界全体への影響が懸念されている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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