■タブレットやスマホでの動画視聴は、子どもを静かにさせる有効な手段として重宝がられている。しかし、視聴時間の長さが問題になっているのも事実。英政府は、5歳未満の子どものスクリーン利用について、「1日1時間以内」に抑えるべきだとする新たな指針を公表したことを、BBCほかが報じた。

英国内では、2歳までの子どもの約98%が日常的にスクリーンに触れているとされ、家庭での対応が課題となっている。マンチェスターのある家庭では、子どものスクリーン時間削減に挑戦したが、朝や家事の合間などに頼らざるを得ない場面も多く、「理想通りにはいかない」との声も上がった。親自身の利用習慣も影響するため、「まず大人が手本を示す必要がある」との指摘もある。このほど、政府が示した指針では、5歳未満の子どものスクリーン利用について「1日1時間以内」が推奨されている。また、2歳未満の子どもは一人で画面を見せないことが望ましいとされ、可能な限り大人と一緒に視聴するよう、保護者への呼びかけも行われている。加えて、動きの速い動画は避け、食事中の簡単な遊びや読み聞かせなどに置き換える「スクリーンスワップ」も提案された。
今回の指針は、科学的根拠に基づく初の実践的な助言とされるが、教育相ブリジット・フィリップソン氏は「まだ不明な点も多く、予防的な対応だ」と述べ、今後も見直しを続ける方針を示した。専門家の検証では、長時間の単独視聴が睡眠や運動量に影響し、発達に悪影響を及ぼす可能性が指摘されている。一方で、保護者と一緒に見る場合は、認知発達に良い影響があるともされる。しかし、近年の子ども向けコンテンツが高速化している点に注目し、脳が情報処理に追いつかないことでストレス反応が生じる可能性を指摘する研究者もいる。感情のコントロール低下との関連も示唆されており、慎重な対応が求められている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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