■ 欧州の空港で導入された新たな入国・出国管理ルールの影響で、長い行列が発生し、フライトに乗り遅れる英国人旅行者が相次いでいる。特に、スペインの人気観光地では混乱が深刻化しているという。「デイリー・スター」紙(電子版)が伝えた。

新制度では、EU域外からの渡航者はシェンゲン協定加盟国への初回入国時に、指紋や顔画像の登録、パスポートのスキャンなどを行う必要がある。フランスやスペイン、イタリア、ドイツ、ギリシャなど主要観光地を含む29ヵ国が対象で、従来の入国審査より時間がかかるうえ、機器トラブルが発生すると遅延はさらに拡大する。
加えて、帰る際にも空港や港で出国審査を受ける必要があり、所要時間を甘く見積もった旅行者たちがトラブルに直面するケースが続出しているという。なかでもカナリア諸島のテネリフェ南空港では、指紋認証機器の不具合が相次ぎ、数十メートルに及ぶ長蛇の列が発生。一部の乗客は長時間待たされた末、飛行機が出発してしまい、搭乗できなかったケースが報告されている。実際に稼働している機器はごく一部に限られているとの指摘もある。テネリフェは、最近も嵐の影響で洪水や土砂崩れに見舞われ、交通網にも混乱が生じ、空港に足止めされた旅行者が多数出た。約100人が空港での宿泊を余儀なくされた日もあったと報じられている。
SNS上では「パスポート審査が混乱し、何時間も並んだ末に飛行機に乗れなかった」など、不満の声が相次いで投稿されている。生体認証機器の稼働率は約2割にとどまり、当局もシステム障害の存在を認めているという。また、スペインの空港職員によるストライキの可能性もあり、マドリードやバルセロナなど主要空港での遅延拡大が懸念されている。英国から同国を訪れる場合は、今後も渡航時の混乱が続く可能性があるため、注意が呼びかけられている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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