イランからのミサイル…英国も射程圏内か

■軍事専門家が作成した地図により、イランの弾道ミサイルが英国に到達する可能性が示され、懸念が広がっている。理論上の射程は約2500マイル(約4000キロ)に及び、北アイルランドやスコットランド北西部の一部を除く英国の大半が射程圏内に入るとされる。各メディアが報じた。

ISWがXに投稿した、イランのミサイルに関するレポート。射程圏内に英国が含まれているのが分かる。

こうした懸念は、イランが英米共同基地のあるインド洋チャゴス諸島ディエゴガルシアに向け、中距離弾道ミサイル2発を発射したことを受けて高まった。1発は飛行中に失敗し、もう1発は米軍が迎撃したとされ被害は報告されていないが、約2300マイル離れた地点への攻撃能力が注目された。米シンクタンク「戦争研究所(ISW)」は、この攻撃により「イランが自ら設定してきた射程2000キロの制限を超える能力を持つことが示された」と指摘。イスラエルも、今回が戦争開始後初の長距離ミサイル発射であり、ロンドンやパリ、ベルリンといった欧州主要都市への到達能力を示したと警戒感を示した。

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英国のイベット・クーパー内相は攻撃を非難し、「無謀な脅威」に対抗する防衛支援を行うと表明する一方、紛争拡大には関与しない姿勢を示した。英国は海軍の45型駆逐艦に搭載された迎撃ミサイル「シーヴァイパー」による防衛能力を持つが、高速で落下する弾道ミサイルの迎撃は難しく、運用コストも高い。政府は安全確保に自信を示すものの、元軍幹部からは防衛体制への疑問の声も出ている。仮にイランの射程が2500マイル級と確認されれば、防衛戦略の見直しは避けられないとみられる。一方で専門家は、ミサイルの搭載能力など総合的な性能評価も重要だと指摘している。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)


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