■ SNS上で、生徒同士の暴力行為をあおる「スクール・ウォーズ」と呼ばれる騒動が発生。ロンドン警視庁は20代の男と15歳の少年を逮捕した。警察によると、2人は犯罪を助長または支援した疑いが持たれており、この騒動に関連した逮捕は初めてとみられる。

問題となった投稿は数週間前からSNS上で拡散され、ロンドン東部ハックニーの複数の学校の生徒に対し、「戦争」を宣言する内容だった。投稿では、コンパスや金属製の櫛(くし)などを武器にかわるものとして持参し、別の学校の生徒と争うよう呼びかける内容が含まれていた。さらに、生徒たちを「ブルーチーム」「レッドチーム」などに分け、別の学校の生徒を襲うようあおる表現も確認されていた。
こうした動きが広がる中、ロンドン各地の保護者には、校門まで子どもを迎えに行くよう呼びかけが行われた。警察は下校時間帯を中心に学校周辺の警備を強化し、自治体や学校、保護者と連携して対応を進めるなど、騒動はさらに拡大した。事態を重く見て、捜査を進めていたロンドン警視庁は、3月1日午後6時45分ごろ、ロンドン東部の中心部で容疑者2人を拘束した。現在も警察の拘束下にあり、取り調べが続いている。
この騒動は、ハックニーの8校を名指しした投稿から始まったとされる。ロンドン北西部の高校で生徒2人が刺される事件が起きた直後だったこともあり、不安が急速に広がった。その後、ニューハムやハロー、グリニッジ、クロイドンなど他の地域でも同様の投稿が相次ぎ、学校同士や地域同士の対立をあおる内容が拡散した。加えて、SNSの投稿を知らない生徒が、突然集団に襲われる可能性も指摘された。ハックニーに住むある女性は、孫が通う学校の近くの通りは、逃げ場がなく危険だと懸念を示した。結局、現在のところ実際に生徒同士の衝突は認められておらず、保護者や警察が過剰反応したとの声も聞かれているが、何か起こってからでは遅い。保護者や警察の対応は、批判されるべきではないだろう。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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