庶民の味だったはずなのに…韓流ブームで海苔が高騰

■黒くて薄い四角形の乾燥海藻「ギム(韓国のり)」が、世界的な韓流ブームを背景に人気を集め、国内価格の高騰を招いている。家計直撃しており、庶民の味といえない状況に陥っているという。各メディアが報じた。ソウル中心部の市場で47年間ギムを販売してきたイ・ヒャンランさん(60代)は、「昔は西洋人に黒い紙のようだと言われたが、今では皆が買いに来る」と、昔と今では様変わりした事情を語る。

韓国は世界最大のギム生産・輸出国で、「黒い半導体」とも称される主力輸出品だ。韓国海洋水産開発院によれば、2025年の乾燥海苔輸出額は過去最高の11億3千万ドルに達した。需要増に伴い価格も上昇し、1枚100ウォン前後だったものが先月は150ウォン超と最高値を更新。高級品は350ウォンに達する。背景にはK-POPや韓国ドラマの影響で広がる韓国料理人気がある。米トレーダー・ジョーズのキンパが話題となり完売するなど、海外需要は拡大。専門家は「輸出向け拡大が国内価格を押し上げている」と指摘する。

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一方、国内ではインフレや人件費上昇も重なり、家計への影響が懸念される。政府は価格安定へ監視強化を表明し、企業も通年生産に向けた研究拠点設立を計画する。市場は観光客でにぎわい、イさんは「韓国のりが世界に広がるのはうれしい」と話すが、庶民の思いは複雑だ。定番食材はこれからどうなっていくのか、その行方に注目が集まっている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)


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