■英クラフトビール大手ブリュードッグが経営破綻し、数百人が職を失い、国内38のバーが即時閉鎖された。一時はロンドンでも自社ブランドのビールなどを販売するバーを複数展開し、人気が高すぎて店内に入れないという話もしばしば聞かれたほどだったが、コロナ禍後に業績が悪化し、立て直すことができなかった。BBCほかが報じた。

経営が行き詰まったブリュードッグについては、米飲料・医療用大麻企業ティルレイが、英国の醸造事業やブランド、11店舗を3300万ポンドで買収。管財人によると733人の雇用は維持される一方、484人が解雇された。小口投資家を含む株主への配当は見込めないという。
2007年創業の同社は急成長し企業価値は一時10億ポンド規模に達したが、コロナ禍後に業績が悪化。近年赤字が続き、昨年は3700万ポンドの損失を計上、2025年初めにも10店舗を閉鎖していた。直近5年では約1億5000万ポンドを失い、債務も膨らんでいた。影響は小口投資家にも及ぶ。2009年開始の資金調達制度「エクイティ・フォー・パンクス」には約20万人が出資し、総額7500万ポンドを集めたが、優先株を持つ米投資会社が先に資金回収するため、一般株主の持ち分は事実上無価値となる見通しだ。労組ユナイトは「壊滅的な日だ」と批判。新オーナーはスコットランドの醸造所などを引き継ぐが、独子会社は清算される。反骨ブランドとして脚光を浴びた同社は、賃金問題や、経営陣によるパワハラを巡る批判も重なり、波乱の末に幕を下ろした。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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