■英国で危険な美白クリームが精肉店や専門食品店、インターネット上など幅広い場所で販売されているとして、監視機関が警告を発した。各メディアが報じた。

「英国取引基準協会(Chartered Trading Standards Institute)」(CTSI)は、違法な製品が従来より多様な販売ルートに広がっていると指摘し、使用を避けるとともに販売店を当局へ通報するよう呼びかけている。同機関によると、多くの製品にはハイドロキノンや水銀、強力な副腎皮質ステロイドなどが含まれており、皮膚障害や感染症、妊娠に関する合併症のリスクを高めるため禁止されている。需要の背景には、肌の色が明るいほど評価されやすい「カラーリズム(色差別)」など、複雑な社会的・個人的要因があるとされる。
英メディアは今月、違法美白製品の危険性と流通の広がりを報じた。エセックス州の男性は17歳のとき、成分を知らないまま友人から渡されたクリームを2ヵ月使用。にきび跡を隠す目的だったが、肌の色の変化を実感し、やめることに不安を覚えるようになったという。使用していた製品にはハイドロキノンが含まれ、皮膚の弱化や発がんリスクの増加、肝臓や腎臓への影響が懸念されると報告されている。ロンドン南部では、違法な美白製品を再び販売した化粧品店に約3万ポンドの罰金が科されるなど、取り締まりも続く。
CTSIは、子どもに使用しないこと、未確認の販売者やSNS、オンライン市場で購入しないこと、肌色を変える製品を使う前に医師や皮膚科医へ相談することを推奨した。関係者は、カラーリズムや有害な美の基準が需要を生み、消費者を脆弱にしていると懸念を示す一方、販売側に対しても「違法と知らなかったでは済まされない」と注意を促している。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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