スコットランドで教師に対する暴力が深刻化

■スコットランド・アバディーンの学校で、教師に対する暴力が依然として「広く頻繁に起き、深刻な影響を与えている」と、同国最大の教員組合が警鐘を鳴らした。BBCが報じた。組合による調査では、市内の会員の4分の1以上が過去1年間に身体的暴力を受け、3分の1超が日常的に暴力を目撃していると回答した。

調査は約800人を対象に実施され、押される、物を投げられる、蹴られる、噛まれる、唾を吐かれるといった行為が依然として多いと報告された。中には治療や休職を余儀なくされるケースもあったという。匿名で取材に応じた教師の一人は、生徒から「2日に1度程度の頻度で」人種差別的な言葉を浴びせられ、暴力も受けたと語った。「何度も報告するのは難しく、聞こえないふりをすることもある」としつつ、帰宅後に精神的な負担を感じ、現在は休職中で復職に不安を抱えていると明かした。別の小学校教師も、噛まれる、蹴られるなどの被害を経験し、助けを求めても支援が来ない場面があったと述べた。教室でイスなどが投げられる状況は「恐ろしい」と語る。

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問題を受け、自治体は2年前に対策計画を策定したが、内部通報制度は利用が少なく廃止された。組合側は、報告件数はやや減ったものの、教師が自己防衛のため状況を回避しているだけで、暴力自体は依然として続いていると指摘する。一方、教育担当者は暴力や問題行動が課題であることを認めつつ、対応体制や報告手続きは改善していると説明。「教師が支えられていると感じられる環境を整える必要がある」と強調した。自治体は、今後、組合と協議しながら追加対策を検討するとしている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)


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