■ 忙しい毎日を送る現代人にとって、まとまった時間、屋外で運動することは簡単なことではない。しかし、公園などで20分ほど過ごすだけでも、健康促進に大きな効果が見込める可能性があるという。各メディアが報じた。

公園を歩いた後や、森を散策した後に気持ちが落ち着くと感じた経験がある人は多いのではないだろうか。それは、単なる思い込みではなく、生理学的な反応だという。屋外に出ることでストレスホルモンが減少し、血圧上昇がおさえられ、腸内環境の改善にまでつながるなど、体内で測定可能な変化が起きる。長時間のハイキングは不要で、効果は約20分後に現れるとされ、週に数回の昼休みの散歩でも心身にとって良い影響が見込めると専門家は指摘する。緑の景色や鳥のさえずりに触れると自律神経系が反応し、血圧低下や心拍の安定などリラックス状態に関連する変化が生じる。英国で約2万人を対象にした研究では、週120分以上自然に触れたグループは、健康状態や心理的幸福感が高い傾向が確認された。こうした知見を踏まえ、自然活動を健康改善に結びつける取り組みも試行されている。
自然はホルモンにも影響する。屋外で過ごすとストレス時に増えるコルチゾールやアドレナリンが低下し、免疫に関わる細胞が増える例も報告された。植物の香りに含まれる化合物が血流に取り込まれ、短時間で落ち着きをもたらす可能性もあるという。さらに、土壌や植物に含まれる善玉菌が体内の微生物環境に寄与し、免疫機能を刺激するとの説もある。ちなみに、森林に行けない場合でも効果を得る方法はある。花を眺めたり、精油の香りを利用したり、自然の写真を見たりするだけでも脳が反応し、ストレスが軽減される可能性が指摘されており、専門家は「わずかな自然との接触でも助けになる」と説明している。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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