■日本のNHKに相当する、英公共放送BBC。このほど、英政府は、テレビ受信料を4月1日から5.50ポンド引き上げ、年間180ポンドとする方針を発表した。BBCがみずから報道した。

受信料は、BBCの配信サービス視聴や他社のライブ配信視聴、テレビ番組の同時視聴・録画を行う世帯に適用され、テレビに加えパソコンやスマートフォンなどあらゆる端末が対象となる。現在の受信料は174.50ポンドで、昨年は5ポンド、2024年には10.50ポンドの値上げが行われている。受信料は2022年の合意に基づき、2027年まで毎年インフレに連動して引き上げられる仕組みとなっている。なお、白黒テレビの受信料も新年度から2ポンド引き上げられ、60.50ポンドとなる。
政府は2027年末の放送憲章更新を前に、BBCの将来像について国民の意見を募る協議を開始した。公表された書面では、BBCの資金調達の将来について「現時点で特定のモデルを決めていない」とし、現行の一律受信料に代わり、利用するサービスに応じた料金体系の導入や、広告・サブスクリプション方式への移行といった案も検討対象に含まれている。
BBC側は、受信料制度が安定した財源を確保し、英国の創作産業を支える役割を果たしていると強調。「信頼できるニュースや質の高い国内制作コンテンツを提供し、人々を結びつける番組を実現するために不可欠だ」とコメントした。また、長期的に持続可能で独立性を保つ公共放送の実現に向け、制度改革の議論を歓迎するとしている。一方、政府のDepartment for Culture, Media and Sportは、家計への負担を踏まえつつ、公平で持続可能な資金モデルの確立を目指すと説明。支払いを分割できる制度の継続や、年金給付を受ける75歳以上への無料制度、介護施設入居者や視覚障害者向けの割引も維持するとした。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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